「薬剤師ってダブルワークできるの?」「掛け持ちは会社にバレる?」「どこで働くのがいい?」


薬剤師のダブルワークは可能か?

結論:民間病院・薬局勤務の薬剤師であれば、多くの場合ダブルワークは可能です。

ただし、以下のケースでは注意が必要です。

雇用形態・勤務先 ダブルワークの可否
民間病院・クリニック(正社員) 就業規則次第。許可制の場合あり
調剤薬局チェーン(正社員) 多くは可能だが申請が必要な場合あり
国公立病院・公務員 原則禁止
パート・派遣薬剤師 ほぼ問題なし

最初に就業規則を必ず確認してください。 口頭確認ではなく、規則の文言を確認するか人事に書面で確認するのが安全です。


ダブルワークを始める前の3つのチェック

① 就業規則の「副業・兼業」条項を確認する

就業規則に以下のような記述があれば要確認です。

  • 「会社の許可なく他の事業に従事してはならない」→ 許可制
  • 「競合する業種への就業を禁ずる」→ 同業種NGの可能性
  • 「副業・兼業を禁止する」→ 完全禁止(民間では法的に問題がある場合も)

副業を禁止できる合理的な理由(本業への支障・競業・情報漏洩)がない場合、就業規則の禁止規定があっても法的には一概に無効とは言えませんが、トラブル回避のため事前に申請する方が無難です。

② 住民税の徴収方法を確認する

ダブルワークがバレるルートの大半は住民税です。

副業収入が年間20万円を超えると確定申告が必要ですが、その際に住民税の徴収方法で「普通徴収(自分で納付)」を選ばないと、副業分の住民税が本業の給与から引かれて給与担当者に気づかれます。

確定申告時に「給与・公的年金等以外の所得に係る住民税の徴収方法」欄で**「自分で納付」を必ず選択**してください。

③ 本業への影響を事前にシミュレーションする

ダブルワークは体力・時間・精神の余力があってこそ成り立ちます。以下を事前に確認しましょう。

  • 本業の当直・夜勤・残業の頻度
  • 休日が確実に確保できるか
  • 副業で入る曜日・時間帯が本業とかぶらないか

薬剤師のダブルワーク先として選ばれやすい職場

1. 調剤薬局(スポット・非常勤)

最も選ばれる定番の掛け持ち先。

本業の休日(土日・祝日)に週1〜2回入る形が多い。薬局側も週末の人手不足を慢性的に抱えているため、採用されやすい。調剤業務が本業と同じため、研修なしに即日対応できることがほとんどです。

項目 内容
時給目安 2,500〜4,000円
働き方 週1回・半日〜1日
難易度 低(即戦力)
始め方 派遣エージェント登録

2. ドラッグストア(OTC販売・週末のみ)

週末のOTC販売・レジ補助・薬の相談対応として入る形。薬剤師として管理者不在時の対応も求められます。

  • 地域密着型のドラッグストアは週1〜2回の非常勤薬剤師を常に探している
  • 本業が病院・調剤薬局の場合、OTC知識を広げる機会にもなる

3. 介護施設・老人ホーム(週1〜月1)

特別養護老人ホームや有料老人ホームで薬剤管理指導を行う非常勤ポジション。

  • 頻度が月1〜2回でもニーズがある
  • 在宅・施設系の薬剤師スキルが積み上がる
  • 時給2,500〜4,000円が目安

4. オンライン服薬指導(在宅OK)

2023年の薬機法改正以降、需要が急拡大。スマートフォンやPCで自宅から対応できるため、移動なしで副収入を得られる。

  • プラットフォーム登録と研修が必要
  • 時給1,800〜3,000円
  • 隙間時間に対応できる柔軟性が魅力

ダブルワークで稼げる金額のリアル

週1回・半日(4〜5時間)のスポット勤務で試算すると:

時給 月4回の収入 年収換算
2,500円 × 5h 約50,000円/月 約60万円
3,000円 × 5h 約60,000円/月 約72万円
3,500円 × 5h 約70,000円/月 約84万円

月3〜5万円の副収入は現実的な数字です。年間40〜60万円の収入増は家計・貯蓄・老後資産形成に大きく影響します。


ダブルワークを始める具体的な手順

ステップ1:就業規則を確認する

人事部門に確認するか、就業規則の副業・兼業条項を読む。許可制なら申請書を提出。

ステップ2:派遣・スポットエージェントに登録する

スポット勤務を探すならファルマスタッフがおすすめです。パート・非常勤・スポット求人の数が業界最多水準で、土日のみ・半日のみといった条件に柔軟に対応しています。

ステップ3:試しに月1〜2回から入る

最初からフルで入ろうとせず、月1〜2回から始めて本業への影響をチェックする。慣れてきたら頻度を増やす。

ステップ4:副業収入の記録を始める

副業開始と同時に収入・交通費・書籍代などの経費を記録する。年間20万円を超えたら確定申告が必要。


よくある疑問Q&A

Q. ダブルワークで本業にバレることはある?
A. 主なルートは住民税です。確定申告で「普通徴収」を選べばバレにくくなります。ただし同一法人グループ内での掛け持ちは把握されやすい。

Q. 公務員薬剤師はダブルワークできない?
A. 国家公務員法・地方公務員法により原則禁止です。国公立病院・公立薬局勤務は対象になります。

Q. 年収いくらから確定申告が必要?
A. 副業の所得(収入-経費)が年間20万円を超えたら申告が必要です。

Q. 雇用保険は二重加入になる?
A. 雇用保険はメインの勤務先1社のみ加入。副業先では通常は加入しません(週20時間未満の場合)。

Q. 社会保険はどうなる?
A. 副業先でも週20時間以上・月収8.8万円以上になると社会保険加入義務が生じる場合があります。スポット勤務の場合は通常加入不要。


まとめ

  • 民間勤務の薬剤師ならダブルワークは多くの場合可能
  • 始める前に就業規則の確認が必須
  • バレ対策は確定申告で普通徴収を選ぶこと
  • 掛け持ち先として最も選ばれるのは調剤薬局のスポット勤務
  • 月1〜2回から始めて本業への影響を確認しながら増やす

副業の種類や稼ぎ方のパターンをもっと詳しく知りたい方は薬剤師の副業・ダブルワーク完全ガイドも合わせてご覧ください。

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この記事は2026年5月時点の情報をもとに作成しています。