面接の最後に必ず聞かれる「何か質問はありますか?」。この逆質問への準備が甘いと、せっかくの面接が台無しになることがあります。

逆質問は単なる形式的なやり取りではなく、入社意欲をアピールする最後のチャンスであり、同時に職場の実態を確認できる貴重な機会でもあります。


逆質問の目的は2つ

  1. 入社意欲・関心の高さをアピールする(面接官への好印象)
  2. 職場の実態を確認する(ミスマッチ・ブラック職場を避ける)

この2つを意識して質問を準備することで、逆質問が最大限に活きます。


評価が上がる逆質問例15選

業務内容・キャリアに関する質問

  1. 「入社後、まず任される業務について教えてください」
  2. 「配属先ではどのような疾患・処方の患者さんが多いですか?」
  3. 「認定薬剤師・専門薬剤師の資格取得支援制度はありますか?」
  4. 「研修制度について、具体的にどのようなものがありますか?」
  5. 「キャリアパスとして、将来的にどのようなポジションを目指せますか?」

チーム・職場文化に関する質問

  1. 「配属予定の部署は何名体制ですか?」
  2. 「多職種連携(医師・看護師等)はどのように行われていますか?」
  3. 「新しく入った方が早く馴染めるよう、どのようなサポートがありますか?」

貴社・貴院への関心を示す質問

  1. 「御社(貴院)が今後力を入れていきたい分野を教えてください」
  2. 「〇〇(求人票・HPで見た取り組み)について、具体的な内容を伺えますか?」
  3. 「他の薬局・病院と比較して、御社の強みはどんな点だとお考えですか?」

入社準備に関する質問

  1. 「入社までに準備しておくべきこと、勉強しておくべき分野はありますか?」
  2. 「配属先の管理薬剤師の方はどのような方ですか?」
  3. 「1年目・3年目の薬剤師にはどのような目標を期待されますか?」
  4. 「業務で使用するシステム・電子薬歴の種類を教えてください」

ブラック職場を見抜く逆質問例15選

面接は会社があなたを評価する場であると同時に、あなたが会社を評価する場でもあります。以下の質問で職場の実態を探ることができます。

離職率・定着率を探る質問

  1. 「直近1〜2年で薬剤師の方が退職された理由を伺ってもよろしいですか?」
  2. 「現在在籍されている薬剤師の平均勤続年数を教えてください」
  3. 「この求人は新規増員ですか、それとも欠員補充ですか?」

残業・労働環境を探る質問

  1. 「月の平均残業時間を教えてください。繁忙期はいかがですか?」
  2. 「有給休暇の取得率はどのくらいですか?」
  3. 「休憩時間はきちんと確保できる環境ですか?」
  4. 「シフトの希望はどの程度通りやすいですか?」

ハラスメント・職場の雰囲気を探る質問

  1. 「相談しやすい風通しの良さについて、具体的なエピソードがあれば教えてください」
  2. 「もし業務でミス・トラブルが起きた場合、どのようなサポート体制がありますか?」
  3. 「入社後、配属前に職場見学をさせていただくことは可能ですか?」

給与・待遇の実態を探る質問

  1. 「昇給・賞与の実績(過去の平均額など)を教えていただけますか?」
  2. 「残業代は正確に支払われる体制になっていますか?」
  3. 「退職金制度の詳細について教えてください」

経営の安定性を探る質問

  1. 「今後の店舗展開・事業計画について教えてください」
  2. 「薬局(病院)の経営状況は安定していますか?」

NGな逆質問

以下のような質問は避けましょう。

調べればすぐわかる基本情報を聞く(「営業時間は何時までですか?」等) ❌ 給与・待遇だけに終始する質問(お金の話ばかりだと意欲が伝わりにくい) ❌ 「特にありません」で済ませる(意欲がないと判断されやすい) ❌ ネガティブな決めつけを含む質問(「サービス残業はどのくらいありますか?」等、直接的すぎる聞き方) ❌ すでに面接内で説明された内容を聞き返す(話を聞いていないと思われる)


デリケートな質問はどう聞けばいい?

「残業」「有給消化率」「離職率」など聞きにくい質問も、聞き方次第で角を立てずに確認できます。

直接的な聞き方(避けたい) 柔らかい聞き方(推奨)
「サービス残業はありますか?」 「月の残業時間の目安を教えてください」
「離職率は高いですか?」 「定着率を高めるための工夫があれば教えてください」
「有給は取れますか?」 「有給休暇はどのように取得されている方が多いですか?」
「パワハラはありますか?」 「相談しやすい職場づくりのために工夫されていることはありますか?」

逆質問の数・タイミング

何個くらい準備すべき?

3〜5個程度を準備し、そのうち面接時間・流れを見て2〜3個を厳選して質問するのがバランスの良い進め方です。全部聞こうとすると時間オーバーになる可能性があります。

面接の途中で聞いてもいい?

基本的には最後にまとめて聞かれますが、自然な会話の流れで途中に質問を挟むことも可能です。ただし面接官の進行を妨げないよう注意しましょう。


エージェント経由の面接での逆質問の使い方

転職エージェント経由の面接では、エージェントが事前に確認できる情報とその場で直接聞くべき情報を使い分けるのが効率的です。

  • 給与・残業時間・有給取得率などの数値データ→エージェント経由で事前確認
  • 職場の雰囲気・具体的な業務内容などの定性的な情報→面接で直接質問

転職エージェントに「面接前に確認しておいてほしいこと」を伝えておけば、面接では踏み込んだ質問に集中できます。

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よくある質問

Q. 逆質問がないと不合格になりますか? A. 逆質問がないこと自体が不合格に直結するわけではありませんが、「関心が低い」という印象を与えかねません。最低1つは準備しておくことをおすすめします。

Q. 給与について質問しても大丈夫ですか? A. 大丈夫です。ただし給与だけに終始せず、業務内容やキャリアに関する質問と組み合わせるとバランスが良くなります。具体的な給与額の交渉は転職エージェント経由で行う方がスムーズです。

Q. 逆質問で嘘をつかれたらどう気づけますか? A. 面接官の反応(即答できるか、答えを濁すか)、複数の質問への一貫性、実際に働いているスタッフの様子(見学時など)から総合的に判断しましょう。転職エージェント経由での内部情報確認も有効です。

Q. オンライン面接でも逆質問は同じでいいですか? A. 基本的に同じ質問が使えます。加えて「入社後のオンライン研修体制」など、リモート特有の質問を追加すると良いでしょう。


まとめ

  • 逆質問は意欲のアピール職場の実態確認の両方に使える
  • 業務内容・キャリア・職場文化に関する質問で好印象を作れる
  • 離職率・残業・有給取得率などは柔らかい聞き方で確認する
  • 「質問なし」「給与だけ」「NGな聞き方」は避ける
  • 3〜5個準備し、面接の流れを見て2〜3個に絞って質問する

逆質問は面接の締めくくりであり、最後の印象を左右する重要な場面です。準備しておいた質問を活用して、好印象と職場の実態確認を両立させましょう。

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この記事は2026年7月時点の情報をもとに作成しています。