「パート薬剤師の時給って実際いくら?」「週3日働いたら月いくら稼げる?」「扶養内に収めながら働けるの?」

薬剤師歴14年の現役病院薬剤師として、パート薬剤師の時給・働き方の実態を正直にお伝えします。


パート薬剤師の時給相場【2026年最新】

パート薬剤師の時給は、職場の種類・地域・経験年数によって幅がありますが、全国平均でみると以下の水準です。

職場 時給の目安
調剤薬局(大手チェーン) 1,800〜2,500円
調剤薬局(個人・地域密着) 1,700〜2,300円
ドラッグストア(調剤併設) 1,900〜2,600円
病院(非常勤) 2,000〜3,000円
派遣薬剤師 2,200〜3,500円

全職種の平均時給(約1,000〜1,200円)と比べると、薬剤師のパート時給は2〜3倍水準です。

地域別の時給差

地域 時給の目安(調剤薬局)
東京・首都圏 2,200〜2,800円
大阪・関西 2,000〜2,500円
名古屋・中部 1,900〜2,400円
地方都市 1,700〜2,200円
地方・郡部 1,800〜2,500円(人手不足で高めになることも)

地方でも薬剤師不足のエリアでは時給が高くなるケースがあります。転職エージェントに相談すると、地元の相場感を教えてもらえます。


週3日・週4日パートでいくら稼げる?月収シミュレーション

実際の月収をシミュレーションしてみます(1日8時間勤務の場合)。

時給2,000円の場合

週の勤務日数 月の勤務日数(目安) 月収目安
週2日 約8日 約128,000円
週3日 約12日 約192,000円
週4日 約16日 約256,000円
週5日(フルタイム相当) 約20日 約320,000円

時給2,500円の場合

週の勤務日数 月収目安
週2日 約160,000円
週3日 約240,000円
週4日 約320,000円

扶養内で働く薬剤師のための「壁」の考え方

「扶養内に収めたい」という薬剤師に向けて、知っておくべき3つの壁を整理します。

103万円の壁(所得税の扶養)

年収が103万円を超えると、配偶者の扶養から外れ所得税がかかるようになります。

  • 103万円÷12ヶ月=月収約85,800円以内
  • 時給2,000円なら月43時間以内(週10時間程度)

薬剤師パートの時給だと、週1〜2日の勤務で103万円の壁に到達します

106万円の壁(社会保険の加入義務)

2024年以降、条件を満たすと年収106万円以上で社会保険への加入が必要になりました。

※条件:従業員数51人以上の企業・週20時間以上勤務・月額賃金88,000円以上

130万円の壁(扶養の完全脱出)

年収130万円を超えると、配偶者の健康保険・年金の扶養から外れ、自分で社会保険料を負担します。これが実質的な収入減につながる「壁」です。

年収 社会保険の状況 手取りへの影響
103万円未満 配偶者扶養内(税の扶養) 所得税なし
103〜130万円 健康保険は扶養内 所得税がかかる
130万円以上 扶養から外れる 社会保険料の自己負担が発生

職場別・パート薬剤師の働き方比較

職場 時給 土日 残業 専門性 向いている人
調剤薬局(大手) 少ない 安定して働きたい方
調剤薬局(個人) 少ない 少ない アットホームな環境が好きな方
ドラッグストア あり やや多い OTC中心 年収を上げたい方
病院(非常勤) 少ない 専門性を維持したい方
派遣薬剤師 ◎◎ 選べる 少ない 職場による 時給最優先の方

パート薬剤師のメリット・デメリット

メリット

時間の融通が利く(子どもの学校行事・通院・介護に対応しやすい) ✅ 時給が高い(一般パートの2〜3倍水準) ✅ 責任の重さを調整できる(管理薬剤師にならなくていい) ✅ 複数の職場を掛け持ちしやすい(副業・ダブルワークが可能) ✅ ブランクや育休明けでも始めやすい(研修対応の職場が多い)

デメリット

正社員より年収が下がる(フルタイムパートでも正社員の8〜9割程度) ❌ 社会保険・退職金・賞与がないことが多い昇給・キャリアアップの機会が少ない収入が不安定になる可能性(シフトが減る・職場都合による)


育児中・ブランクありでもパート薬剤師になれる?

育児中の薬剤師

「子どもが熱を出したら休めるか」「保育園のお迎えに間に合う時間に上がれるか」が心配な方は多いです。

調剤薬局やパート専門の転職サービスを使えば、**「子どもの体調不良時に休みやすい職場」「16時上がりOK」「土日完全休み」**などの条件を絞り込んで探せます。

ブランクありの薬剤師

「数年のブランクがあって不安」という方も多いですが、薬剤師は有資格者不足のため、ブランクありのパート採用に積極的な職場は多いのが現実です。

  • 大手チェーン薬局は復帰プログラム・研修が充実
  • 週1〜2日の短時間勤務から始められる職場もある
  • 派遣薬剤師は「まず慣れる」期間として使いやすい

パートの求人の探し方【転職エージェントが最短ルート】

パート薬剤師の求人を探す方法は大きく2つです。

方法①:転職エージェントに登録する

最もおすすめの方法です。

  • 希望条件(勤務日数・時間・エリア・時給など)を一度伝えるだけで、複数の求人を提案してもらえる
  • 「扶養内に収めたい」「土日は働けない」などの細かい条件を代わりに企業に伝えてくれる
  • 職場の内部情報(雰囲気・定着率・子育て中のスタッフがいるか)を事前に確認できる

パート・派遣薬剤師の求人に最も強いのがファルマスタッフです。育児中・ブランクありの薬剤師の転職サポート実績が豊富で、細かい条件にも対応してもらいやすいです。

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方法②:求人サイトで自分で探す

求人サイトで「薬剤師 パート ○○市」と検索する方法です。手軽ですが、職場の内部情報がわからないためミスマッチが起きやすいのが難点です。転職エージェントとの併用をおすすめします。


よくある質問

Q. パート薬剤師は資格の更新(認定単位)をどうするの? A. パート勤務でも薬剤師免許の更新義務はありません。ただし認定薬剤師の単位取得はパート先でもe-ラーニング等で継続できます。正社員より研修機会が減ることはありますが、管理が必要な認定をお持ちの方は事前に職場に確認しましょう。

Q. 掛け持ち・ダブルワークはできる? A. 可能です。薬剤師はパートの掛け持ちをしている方も多く、週2日A薬局・週2日Bドラッグストアという働き方も珍しくありません。ただし確定申告が必要になる点は注意しましょう。

Q. ブランク3年以上あるが採用してもらえる? A. 十分可能です。ファルマスタッフはブランク可の求人を多数保有しており、「まず週2日・時短から始めたい」という方の復帰支援に積極的なエージェントです。

Q. 時給交渉はできる? A. 転職エージェントを経由すると、担当者が代わりに時給交渉をしてくれます。自分で直接交渉するよりも成功率が上がる場合があります。希望時給を明確に伝えておきましょう。

Q. 正社員からパートに切り替えることはできる? A. できます。育休明けに同じ職場でパートに切り替える方法と、転職してパート勤務を始める方法があります。ライフスタイルに合わせて柔軟に選べます。


まとめ

パート薬剤師の働き方のポイントをまとめます。

  • 時給は1,700〜3,500円と職種・地域によって幅がある。派遣・病院非常勤が高め
  • 週3日・時給2,000円で月収約19万円——育児と両立しながらでも十分な収入
  • 扶養内に収めるなら「壁」の計算を先に——エージェントに相談すると条件に合った求人を絞り込んでもらえる
  • 育児中・ブランクありでも始めやすい——ファルマスタッフなどパート特化型エージェントを活用する

まずは転職エージェントに無料登録して、希望条件に合ったパート求人を確認してみましょう。

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この記事は2026年6月時点の情報をもとに作成しています。