「履歴書に何を書けばいいか分からない」「職務経歴書って薬剤師の場合どう書くの?」
この記事では、薬剤師の転職で使える履歴書・職務経歴書の書き方を例文・テンプレート付きで解説します。
履歴書と職務経歴書の違い
まず基本から確認しておきましょう。
| 履歴書 | 職務経歴書 | |
|---|---|---|
| 目的 | 基本的な個人情報・学歴・資格の証明 | これまでの業務経験・スキルの詳細説明 |
| 形式 | 決まったフォーマット(市販品・JIS規格など) | 自由形式(A4・1〜2枚が目安) |
| 記載内容 | 学歴・職歴・資格・志望動機など | 業務内容・実績・スキル・自己PRなど |
| 必須度 | ほぼ必須 | 求められるケースが多い |
薬剤師の転職では、履歴書+職務経歴書の2点セットで提出を求められるケースがほとんどです。
履歴書の書き方【項目別ポイント】
① 学歴・職歴欄
書き方のルール:
- 学歴は「高校卒業」から記載(中学は不要)
- 大学は正式名称で記載(「〇〇大学薬学部薬学科 卒業」)
- 職歴は入社・退社を時系列で記載
例:
学歴
〇〇年 3月 △△高等学校 卒業
〇〇年 4月 □□大学薬学部薬学科 入学
〇〇年 3月 □□大学薬学部薬学科 卒業
職歴
〇〇年 4月 医療法人〇〇会 △△病院 薬剤部 入職
〇〇年 現在 同上 在職中
② 資格欄
薬剤師の資格欄は充実させることが重要です。取得年月とともに正式名称で記載しましょう。
記載例:
〇〇年 3月 薬剤師免許 取得(第〇〇〇〇号)
〇〇年 〇月 日本病院薬剤師会 認定薬剤師 取得
〇〇年 〇月 抗菌化学療法認定薬剤師 取得
〇〇年 〇月 救急認定薬剤師 取得
〇〇年 〇月 普通自動車第一種運転免許 取得
ポイント:
- 薬剤師免許は登録番号まで記載すると丁寧
- 認定資格は更新中のものも記載してOK(「取得・更新中」と添える)
- TOEICスコアがあれば記載(650点以上が目安)
③ 志望動機欄
履歴書の志望動機欄は3〜5行程度で簡潔にまとめましょう。詳細は職務経歴書か面接で伝えます。
例文(病院→調剤薬局):
病院薬剤師として〇年間、急性期医療における薬物療法に携わってまいりました。
この経験を活かし、退院後の患者さんの生活により継続的に関わりたいという思いから、
地域に根ざした調剤薬局への転職を決意しました。
貴局の在宅医療への積極的な取り組みに共感し、薬剤師としてさらに成長できる
環境として志望いたします。
④ 本人希望欄
「貴社規定に従います」で問題ありませんが、譲れない条件がある場合は明記しましょう。
・勤務地:〇〇市内を希望(家庭の事情のため)
・勤務形態:週4日以上のパート勤務を希望
職務経歴書の書き方【薬剤師版テンプレート】
職務経歴書は自由形式のため、どう書くかで差がつきます。以下の構成が採用担当者に読みやすい形式です。
基本構成
【職務経歴書】
氏名:〇〇 〇〇
作成日:〇〇年〇月〇日
■ 職務要約
■ 職務経歴(時系列)
■ 保有スキル・資格
■ 自己PR
① 職務要約(3〜5行)
冒頭にこれまでのキャリアを一言で要約します。採用担当者が最初に読む部分なので、印象が重要です。
例文:
薬剤師免許取得後、総合病院薬剤部に〇年間勤務。病棟業務・調剤・DI業務・
化学療法管理など幅広い業務を経験。抗菌化学療法認定薬剤師・救急認定薬剤師を
保有し、ICTおよび救急チームへの参加経験あり。現在、地域医療への貢献を軸に
調剤薬局への転職を希望。
② 職務経歴(時系列)
各職場での具体的な業務内容・担当領域・実績を記載します。「何をやっていたか」ではなく「どんな成果・貢献があったか」を意識しましょう。
例:
【〇〇年〇月〜現在】医療法人〇〇会 △△病院 薬剤部(病床数〇〇床)
《業務内容》
・調剤業務(外来・入院)
・病棟担当薬剤師(〇〇科・〇〇科担当)
・化学療法レジメン管理・抗がん剤調製
・DI業務(院内製剤・医薬品情報の提供)
・ICT(感染制御チーム)への参加
・薬学生実習指導(実務実習指導薬剤師として年〇〇名を指導)
《担当患者数》
・病棟担当:約〇〇床(常時)
・服薬指導件数:約〇〇件/月
《実績・取り組み》
・抗菌薬の適正使用推進に向けたICT活動に参加、院内の特定抗菌薬使用量を〇%削減に貢献
・化学療法プロトコール整備に携わり、安全な抗がん剤投与体制の構築に貢献
③ 保有スキル・資格
【資格】
・薬剤師免許(第〇〇〇〇号)
・抗菌化学療法認定薬剤師
・救急認定薬剤師
・認定実務実習指導薬剤師
・普通自動車第一種運転免許
【スキル】
・病棟薬剤業務全般(TDM・栄養サポート・疼痛管理含む)
・化学療法レジメン管理・抗がん剤無菌調製
・薬学生・新人薬剤師への指導・OJT経験(〇年)
・電子カルテ操作(〇〇システム)
④ 自己PR(3〜5行)
**「転職先でどう貢献できるか」**を前向きに締めくくりましょう。
例文:
病院薬剤師として〇年間、多職種との連携のなかで薬物療法の最前線に携わってきました。
認定資格を活かした専門的な薬学的ケアと、患者さん・医療スタッフへの丁寧な対応を
強みとしています。
これまでの経験を活かし、地域の患者さんにより継続的・身近に関わるかかりつけ薬剤師として、
貴局に貢献したいと考えています。
書類作成でよくあるNGパターン
| NGパターン | 改善策 |
|---|---|
| 業務内容の羅列だけで実績がない | 「〇〇件担当」「〇〇に貢献」など数字・成果を加える |
| どこにでも使い回せる志望動機 | 応募先の特徴に触れた具体的な内容にする |
| 誤字・脱字がある | 提出前に必ず音読して確認する |
| 資格の正式名称が間違っている | 認定機関のHPで正式名称を確認する |
| 空白期間の説明がない | 理由を簡潔に添える(育児・療養など) |
| 職務経歴書が長すぎる(3枚以上) | A4・2枚以内にまとめる |
転職エージェントの書類添削を活用しよう
転職エージェントでは、履歴書・職務経歴書の添削を無料で行ってくれます。
- 「この表現は伝わりにくい」などプロ目線の指摘をもらえる
- 応募先が求める人物像に合わせた書き方のアドバイスをもらえる
- 何度でも修正・再添削に対応してもらえる
特にマイナビ薬剤師・レバウェル薬剤師は書類添削サポートが充実しています。
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よくある質問
Q. 手書きとパソコン作成どちらがいい? A. 現在はパソコン作成が主流です。読みやすく、修正も容易なため採用担当者からも好まれます。ただし「手書き指定」の求人はその指示に従いましょう。
Q. 写真はどんなものを使えばいい? A. スーツ着用・白背景・3ヶ月以内に撮影したものが基本です。スマートフォンの証明写真アプリでも十分きれいに撮れます。
Q. 転職回数が多い場合、職務経歴書はどう書く? A. 各職場での経験・スキルアップを簡潔にまとめ、「一貫したキャリアの流れ」が伝わるよう整理しましょう。転職理由はポジティブに言い換えることが重要です。
Q. 職務経歴書は何枚まで? A. A4・1〜2枚が目安です。経験が豊富でも3枚を超えると読まれにくくなります。要点を絞って簡潔にまとめましょう。
まとめ
薬剤師の履歴書・職務経歴書のポイントをまとめます。
- 資格欄は認定資格まで漏れなく記載——薬剤師の強みを最大限に示す
- **職務経歴書は「業務内容+数字・実績」**でアピール力を上げる
- 志望動機は応募先の特徴と自分の経験を結びつけて具体的に書く
- 転職エージェントの書類添削を必ず活用——一人で完成させようとしない
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