「職務経歴書って何を書けばいい?」「履歴書との違いは?」「採用担当者はどこを見ているの?」


履歴書と職務経歴書の違い

書類 役割 形式
履歴書 基本情報の証明(学歴・資格・基本スペック) 定型フォーマット
職務経歴書 実務経験・スキル・実績のアピール 自由形式(A4・1〜2枚)

職務経歴書はあなたの「戦力としての価値」を伝える書類です。履歴書に書けない詳細な経験・スキルをここで伝えます。


薬剤師の職務経歴書の基本構成

推奨フォーマット(A4・1〜2枚)

1. 職務要約(3〜5行)
2. 職務経歴(時系列)
3. 保有資格・スキル
4. 自己PR(3〜5行)

各項目の書き方

① 職務要約(冒頭の3〜5行)

冒頭に**「自分を一言で言うと何者か」**を書きます。採用担当者はここで読み続けるかを判断します。

例文(調剤薬局→調剤薬局への転職):

調剤薬局にて○年間、外来調剤・服薬指導業務に従事してまいりました。門前クリニックの内科・整形外科処方を中心に、1日平均○枚の調剤を担当。かかりつけ薬剤師として○名の患者さんを継続的に支援した経験があります。患者さんに寄り添った服薬指導を得意とし、貴薬局でも即戦力として貢献できると考えております。

例文(病院→調剤薬局への転職):

急性期病院の薬剤部にて○年間、入院調剤・病棟業務・TDM(治療薬物モニタリング)を経験してまいりました。医師・看護師との多職種連携を通じて積み上げた薬学的視点と服薬指導スキルを、地域医療の場でも発揮したいと考え転職を決意しました。


② 職務経歴(時系列)

**直近の職場から逆順(新しい順)**に記載するのが一般的です。

【職場名】○○薬局 ○○店(調剤薬局チェーン)
【在籍期間】20○○年○月〜20○○年○月(○年○ヶ月)
【雇用形態】正社員
【業務内容】
・外来調剤業務(1日平均○枚処方箋対応)
・投薬・服薬指導(内科・整形外科・皮膚科処方中心)
・薬歴管理(電子薬歴システム:○○使用)
・かかりつけ薬剤師として○名の継続管理
・後輩薬剤師・事務スタッフへのOJT指導

③ 保有資格・スキル

【資格】
・薬剤師免許(20○○年取得)
・認定薬剤師(日本薬剤師研修センター、20○○年取得)
・在宅療養支援認定薬剤師(取得予定:20○○年)

【システム・ツール】
・電子薬歴:Pharnesα / Qminiα(使用経験あり)
・レセプトコンピュータ:○○使用経験あり

【語学・その他】
・英語:日常会話レベル(TOEIC ○○点)

認定資格・専門資格の有無は採用の可否に直結するため、必ず記載しましょう。取得予定のものも「取得予定:○○年」として書いてOKです。


④ 自己PR(締めの3〜5行)

自己PRでは「この職場で何ができるか」を具体的に伝えます。

例文(調剤薬局向け):

調剤業務の正確さとスピードには自信があります。繁忙店舗での経験から、ピーク時でも丁寧な服薬指導を維持するタイムマネジメントを身に付けました。また、患者さんの服薬アドヒアランスを高めるためのコミュニケーションを工夫し、継続的な信頼関係の構築を得意としています。貴薬局でもかかりつけ薬剤師として地域の患者さんに貢献したいと考えております。

例文(病院向け):

調剤薬局での服薬指導経験を通じて養ったコミュニケーション能力と、幅広い薬効群への対応経験を貴院でも活かしたいと考えています。今後はより専門性の高い医療に関わり、がん化学療法や感染制御など専門領域の知識・スキルを磨いていきたいというキャリアビジョンがあります。


職場別・書き方のポイント

調剤薬局への転職の場合

採用担当者が見るポイント:

  • 処方箋の対応枚数(業務量のキャパシティ)
  • 対応している診療科の幅
  • かかりつけ薬剤師の実績
  • 使用している電子薬歴システム

病院への転職の場合

  • 関わった診療科・病棟の種類
  • TDM・処方監査・ICTなど専門業務の経験
  • 多職種連携(医師・看護師)の実績
  • 保有する専門・認定資格

ドラッグストアへの転職の場合

  • OTC医薬品の相談対応経験
  • 店舗運営・発注・管理業務の経験
  • 管理薬剤師経験の有無

職務経歴書でやりがちなNGポイント

業務内容の羅列だけで成果・強みが見えない
→ 「調剤をしていました」だけでなく「1日○枚、○年間ミスなく担当」など実績を書く

A4・3枚以上の長すぎる職歴書
→ 1〜2枚にまとめる。読まれない可能性が高くなる

すべての職場で同じ業務内容の書き方
→ 応募先に関連する経験を前面に出して書き分ける

誤字・脱字・職場名の間違い
→ 必ずプリントアウトして読み返す

「〜だと思います」などあいまいな表現
→ 「〜しました」「〜を担当しました」と断定的に書く


転職エージェントに添削してもらうのが最も効率的

職務経歴書は転職エージェントに添削してもらうのが最短ルートです。

  • 無料で添削してもらえる
  • 応募先の採用担当者が重視するポイントを教えてもらえる
  • 書類通過率が上がる

特に初めての転職では、「何を書くべきか・何を書かなくていいか」の判断が難しいため、プロのフィードバックを受けることで大幅に改善されます。


まとめ

  • 職務経歴書は「何ができるか・即戦力になれるか」を伝える書類
  • A4・1〜2枚にまとめ、数字・具体的な実績を盛り込む
  • 冒頭の「職務要約」で採用担当者の心をつかむ
  • 応募先に合わせて内容を書き変えるのが基本
  • 転職エージェントの無料添削を活用するのが最短

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この記事は2026年5月時点の情報をもとに作成しています。